欧州議会委員会が欧州逮捕状取扱い要綱改正-プッチダモンらの身柄引き渡しを念頭

 12月1日、欧州議会の市民的自由・正義および内政委員会は欧州逮捕状の取扱い要領改正案を賛成多数で可決した。EU加盟国が自動的に身柄引き渡しを行う容疑として、反逆罪、環境破壊罪、ジェンダー差別罪などをリストに加えるというものである。改正案を提案したのはスペイン右派政党PPであり、プッチダモンらの引き渡しを念頭に置いたものであることは明らかだった。提案は賛成45反対14棄権9で可決されたが、社会主義政党が賛成したことは既報のとおりである。
 委員会は、この改正案を欧州委員会に送付し、欧州委員会が改正するかについて検討することとなった。 

 欧州裁判所はプッチダモンらの議員資格を再承認
 11月20日、欧州裁判所一般法廷はVoxの異議申し立てを却下した。2020年1月、欧州議会はプッチダモンらに欧州議員資格を認めた。これに対して、スペイン極右政党Vox出身欧州議員が決定に異議を申し立てていた。

 スコットランドが2回目の独立住民投票へ
 11月28日、スタージョン・スコットランド第一首相は2021年早期に独立住民投票を行う方針を示した。すべての国は、パンデミック以降の社会を描くことが求められているが、これに加えてスコットランドには「誰が決める」という項目が付け加わるとする。すなわち、イギリスとともにヨーロッパから出ていくのか、イギリスから出て行ってヨーロッパにとどまるのかを決める住民投票である。
 ロイターは「一世紀前のアイルランド独立に匹敵するインパクトが与える」と報じた。

参考資料

https://www.elnacional.cat/en/politics/meps-will-vote-reform-for-automatic-extradition-of-those-accused-of-rebellion_561903_102.html?utm_source=Newsletter+ENGLISH&utm_campaign=a0486c500d-EMAIL_CAMPAIGN_2018_05_23_COPY_01&utm_medium=email&utm_term=0_a9bc005625-a0486c500d-293793389
https://www.elnacional.cat/en/politics/scotland-sturgeon-indyref2-independence-referendum-covid-trauma_560742_102.html?utm_source=Newsletter+ENGLISH&utm_campaign=8c016ef270-EMAIL_CAMPAIGN_2018_05_23_COPY_01&utm_medium=email&utm_term=0_a9bc005625-8c016ef270-293793389
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