リージョン

グローバリゼーションが進行するにあわせて、地球の各地で登場しつつあるリージョンを政治単位として研究する作業はあまりすすんでいない。それは、国民国家の側から、リージョン(この場合は地域と表現した方がわかりやすい)の前近代性という定義付けが数世紀に渡って行われてきたため、リージョン(地域)が国民国家に代わることは歴史を逆回転させることになると考えられたからであろう。
しかし今日、リージョンは封建的反動だと片づけることができるであろうか。国民国家は今日において進歩を意味するのであろうか。人間がかかえる政治・経済・社会的諸問題が国民国家によって解決されてきたように、ポスト国民国家の時代にはリージョンによって解決できるのかどうか、その可能性を問うのが本稿の主題である。
そこで、国民国家をリージョナルな視点から相対化すること、国民国家の有効性と限界を明らかにすること、国民国家の限界の中にリージョンの可能性が登場していることをみつけること、これが本稿の目的である。

全文はこちら→ regional governance model(リージョナル・ガバナンス・モデル)