プッチダモンら欧州議員認証を拒否される

6月17日、スペイン国会は先の欧州議会議員選挙当選者54人による宣誓・認証を行った。しかし、プッチダモンとコーミン(元経済相)はスペイン領土に入ると反逆罪等で逮捕される危険性があるため、代理人弁護士が宣誓文書の提出で認証を受けることとした。ところが、スペイン国会は他に4人の文書宣誓を受け付けたにもかかわらず、プッチダモンらの宣誓受領を拒否した。

また、ジュンケラス獄中政治犯に対しては、最高裁が国外逃亡のおそれがあるとの理由で国会への出席を認めなかった。ジュンケラスは4月総選挙でスペイン国会議員にも当選しており、先の総選挙後の国会には出席を認められていた。

欧州司法裁判所へ提訴

亡命組と獄中組の3名の当選者はスペイン国会の認証がないことを理由に、形式としては欧州議員になることができない。そこで、プッチダモンたちはスペイン国会の不法行為について欧州司法裁判所に提訴する予定である。

他方、欧州議会は7月2日に開会される。プッチダモンたちはどういう状況になろうと、議会開会には出席するとしている。欧州議員として認められれば、不逮捕特権が与えられ、スペイン・カタルーニャに戻って政治活動ができるのである。

左翼・右翼連合でバルセロナ市長

5月26日のバルセロナ地方選挙では独立派ERCが第1党となった。このERCが市長をとるのが順当だが、前市長アダ・コラウ(ポデモス)が社労党とシウダダノス分派(元フランス首相)の支持を得て市長職を継続することとなった。独立派政党から市長を誕生させないために、左翼と右翼が連合したのである。

ここに、カタルーニャ独立問題の政治的・歴史的意味がある。つまり、左翼も右翼も国家中心主義(state-centric)であり、地域の独立に反対するのである。

バルセロナ市会議員に当選したキム・フォルン政治犯(JxCAT)は拘置所から議会に出席した。しかし、他の議員のように関連行事に参加することは許されず、マドリード拘置所に連れ戻された。

参考資料

https://www.elnacional.cat/en/news/boye-congress-puigdemont-oath-constitution-mep_395611_102.html?utm_source=Newsletter+ENGLISH&utm_campaign=4ec3645eb6-EMAIL_CAMPAIGN_2018_05_23_COPY_01&utm_medium=email&utm_term=0_a9bc005625-4ec3645eb6-293793389
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