獄中・亡命政治犯が立候補へ―欧州議会、スペイン総選挙、バルセロナ市長・市議会


サンチェス社労党内閣はスペイン国会において、カタルーニャ独立政党等の応援を得て過半数を維持している。しかし、カタルーニャ問題解決のための対話を開始しなかったために予算案審議で独立派からの支持を得られず、予算案は可決されなかった。その結果、サンチェス政権は国会解散総選挙に追い込まれ、4月26日に投開票が行われることとなった。

また、欧州議会選挙あるいはカタルーニャ地方選挙も5月28日に予定されている。

これらの諸選挙に対して、カタルーニャ独立各政党は立候補リストを発表した。逮捕裁判中及び亡命中の政治犯の多くが立候補リストに名を連ねている。

プッチダモン前首相は欧州議会選挙に立候補する。彼は、カタルーニャ問題を国際化し、ヨーロッパの中心で議論するために、立候補する意図を明らかにした。しかし当選した場合、スペイン政府からの認証が必要であり、その際に逮捕される可能性がある。

フォルン・カタルーニャ議会前議長はバルセロナ市長選に立候補する。彼女も逮捕拘留され裁判中である。

政治犯裁判は4週目に突入したが、国際監視団を受け入れない代わりにテレビ中継が行われている。総選挙に立候補する被告、検察側証人のテレビ中継と公正・中立選挙報道の兼ね合い問題が浮上している。

政治裁判反対の一大でモンストレーションが3月16日、裁判所近くのマドリードで予定されている。

欧州議会の二枚舌―カタルーニャ独立派集会禁止、極右集会容認

欧州議会議長は、プッチダモン前首相及びトーラ首相がカタルーニャ問題で発言する企画を欧州議会議場内で開くことを禁止したが、スペイン極右政党VoXとヨーロッパ極右政党が企画する「カタルーニャ、スペインの一部」と題する集会を同議場で開催することを許可した。タヤーニ議長のダブルスタンダード(二枚舌)として批判されている。VoXは昨年末アンダルシア選挙で躍進し、国民党・市民党ともに州政府をつくっている。4月スペイン総選挙で同じ枠組みによる連立政権樹立の可能性が指摘されている。

極右政党による集会は3月6日に開催されたが、開会前にはEUの女性スタッフが極右政党のジェンダー差別に反対する抗議行動を行った(写真)。

参考資料

https://www.elnacional.cat/en/politics/puigdemont-european-stand-media_363108_102.html?utm_source=Newsletter+ENGLISH&utm_campaign=6f2dd78181-EMAIL_CAMPAIGN_2018_05_23_COPY_01&utm_medium=email&utm_term=0_a9bc005625-6f2dd78181-293793389
https://www.elnacional.cat/en/news/female-eu-staff-protest-far-right-vox-parliament_361896_102.html?utm_source=Newsletter+ENGLISH&utm_campaign=3ffed46d3e-EMAIL_CAMPAIGN_2018_05_23_COPY_01&utm_medium=email&utm_term=0_a9bc005625-3ffed46d3e-293793389