2019-09-03
長い夏休み-政治の秋はじまる
4月28日の総選挙をうけて、7月23日に開かれたスペイン下院首班指名議会で、サンチェス社労党はポデモスや他の政党との連立政権に動かず、過半数を得ないまま閉会となった。暫定政権として機能しているが、9月23日までに政権が樹立されないと再度の総選挙となる。そして、政治は長い夏休みに入った。
カタルーニャ政治裁判、10月にも判決
最高裁はすべての審理を終えて、判決文の作成に入った。9月末~10月に判決が言い渡される予定であるが、厳しい判決となりそうだ。恩赦や減刑は望めそうにない。
市民運動は、判決に対して「民主主義の破壊」であるととらえ、激しい抗議行動が考えられている。9月11日は「カタルーニャの日Diada」であり、今年も大規模なデモンストレーションが企画されている。
上映会「目覚めゆく広場-15M運動の一年」-9月7日大阪
2011年5月、バルセロナのカタルーニャ広場は失業者や若者に占拠された。この運動は15Mと名付けられ、その後アメリカ・ウォールストリート占拠闘争へと広がっていく。そして今、カタルーニャ独立運動へと受け継がれている。
この運動のドキュメンタリー映画が「「目覚めゆく広場-15M運動の一年」である。監督のJordi Oriolaさんの来阪の機会に上映会が催される。Jordi Oriola監督はカタルーニャの現状についても語るであろう。
参考資料