カタロニア議会がやっと首相選出 選挙から5か月

昨年10月1日の住民投票結果を受けて、同27日に独立宣言を行ったカタロニアに対して、スペイン中央政府は自治権を剥奪して直接統治を開始した。プッチダモン首相をはじめとしたカタロニア政府執行部には反逆罪・扇動罪・公金不正使用などで逮捕状が出されたため、プッチダモンら数名は国外亡命を行ったが、残った執行部は予防拘束され6ヶ月を超えて投獄されている。
中央政府は、12月21日に州議会選挙を行った。亡命者のうち2名、投獄者のうち5名も立候補して当選した。選挙結果は以下のとおりであった(出典-朝日新聞)。

そこでカタロニア議会は今年1月、プッチダモンを首相とする首班指名議会を開催しようとしたが、中央政府及び憲法裁判所は、議会に登壇・演説できない者の立候補は憲法違反であると決定して、プッチダモンの立候補を阻止した。また、第2、第3候補を選出すると、それぞれ逮捕して、立候補をさせなくした。カタロニア議会は、登壇・選説できない場合も立候補できるとの法律を可決したが、憲法裁判所がその施行を止めた。
そこで、独立派JpCとERCは第4候補としてTorraトーラ議員を首相候補として5月14日首班指名議会を開催した。
トラ候補に対して、独立反対派は彼を「スペイン排外主義」(シウダダノス市民党)「プッチダモンの操り人形」(社会党)「すべての住民を代表しない」(ポデモス)として反対票を投じた。独立賛成派のCUPは、プッチダモン以外は首相として相応しくないとして棄権票を投じた。その結果、信任66、反対65、棄権4でトーラ首相が選出された。
トーラ新政府に対してラホイ中央政府の与党であるPP(国民党)は「トーラ首相はいつまで自由の身でいれるか」と脅しをかけている。
EC及びEU諸機関は加盟国スペインの内部問題との立場から公式の発言をしていないが、スコットランドなどEU内の分離・独立志向地域はカタロニアを支持している。

https://www.elnacional.cat/en/news/quim-torra-new-president-catalonia-puigdemont_268203_102.html?utm_source=Newsletter+ENGLISH&utm_campaign=96b7e42ff0-EMAIL_CAMPAIGN_2018_05_14&utm_medium=email&utm_term=0_a9bc005625-96b7e42ff0-293793389