10月14日のカタルーニャ政治犯に禁固9年~13年の判決が出されたが(先のブログで懲役13年と記述したがスペイン刑法に懲役刑がない)、判決に対して大きな抗議行動が行われている。3日間をかけてカタルーニャ6カ所からバルセロナへの求心マーチが行われ50万人が参加して10月18日のゼネストに合流した。
警察の弾圧を批判する国際世論
連日の抗議行動にスペイン中央政府は治安部隊を出動させ、無差別にゴム弾、催涙弾を発射して6人を失明させた。200名を超える市民を逮捕し、60人以上の取材記者を負傷させ2名を逮捕した。これに対して欧州協議会と欧州人権裁判所はスペイン警察の権力濫用を警告した。また欧州議会議員も党派を超えて共同声明を行った。
サンチェス政権は対話拒否
トーラ(カタルーニャ)首相は紛争解決のためにサンチェス(スペイン)首相に何回も電話をかけたが、サンチェスは電話口に出ることを拒んでいる。まるで小学生のような対応である。サンチェス政権は4月総選挙を行ったもののいまだ組閣ができず、11月10日に再選挙を行う。
こういう事態をうけて、トーラ首相は住民投票を行う意思があることを表明した。
カタルーニャと香港の連帯
10月24日、カタルーニャと香港を結ぶ連帯集会が同時開催された。カタルーニャではANCが主催してバルセロナ中国領事館前で百人余が参加した。香港では、千人余の若者が遮打花園(Charter Garden)に集まってカタルーニャ革命旗を振った。それぞれに用意された巨大スクリーンでライブ中継が行われた。「団結して王朝に対抗しよう」というメッセージも流された。
カタルーニャからのメッセージ
8月に来阪したジョルディ・ウリオラさんからのメッセージがレイバーネットに届けられた。かれは定期的にカタルーニャ報告を届けてくれるという。
参考資料
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