スペイン総選挙はじまる-カタルーニャ政治犯は選挙運動禁止

少数与党であるサンチェス社労党政権はカタルーニャ独立派からの支持が得られないために予算案を通すことができず、解散総選挙に打って出た。4月12日上院・下院の告示が行われた。

今年1月のアンダルシア議会選挙で極右政党Voxが躍進して自民党・右派市民党とともに連立政権をつくったが、同じことがスペイン国会で起きないか憂慮されている。こうしたなか、カタルーニャ独立住民投票をおこなったことで逮捕・勾留・起訴された政治犯も獄中から立候補した。しかし、中央選管はこれら立候補者の選挙運動の自由を認めず、書面による政策発表しか許していない。また、マスコミには選挙期間中は「政治犯」「亡命」という文言を使用しないように要請した。さらに、カタルーニャ政府には政治犯救援のシンボルである黄色リボンを公的建物から取り除くことを命令した。この命令従わない場合は不服従の罪で訴追するという。

総選挙の投票日は4月28日である。

カタルーニャ独立裁判判事

メキシコ大統領がスペイン占領に賠償請求

3月1日、スペイン侵略500年にあたり、メキシコ大統領はスペイン国王にたいして謝罪と賠償を求める書簡を送付した。このことが公になった3月25日、スペイン政府は「500年前スペインがメキシコに到着したことを今日の価値観で評価することは不可能」と答えた。

4月11日、カタルーニャ議会は、スペインによるアメリカ侵略・植民地化を謝罪、スペイン政府も同様の対応をするように決議した(独立派とポデモスが賛成、社労党棄権、右派市民党が反対、自由党欠席)。カタルーニャにも倫理的責任があるとした。

4月13日、プッチダモン亡命首相はメキシコの新聞社のインタビューに答えて、メキシコ大統領からの要求をスペイン政府が拒否したことを批判。「暴力、大虐殺、殲滅、略奪、植民政策は正当化できない」。

参考資料

https://www.elnacional.cat/en/editorial/jose-antich-catalan-political-prisoners-spanish-election_374497_102.html?utm_source=Newsletter+ENGLISH&utm_campaign=ada1a9645e-EMAIL_CAMPAIGN_2018_05_23_COPY_01&utm_medium=email&utm_term=0_a9bc005625-ada1a9645e-293793389

https://www.elnacional.cat/en/news/catalan-parliament-apology-colonialism-spain_374278_102.html?utm_source=Newsletter+ENGLISH&utm_campaign=0acd96227a-EMAIL_CAMPAIGN_2018_05_23_COPY_01&utm_medium=email&utm_term=0_a9bc005625-0acd96227a-293793389

https://www.elnacional.cat/en/politics/puigdemont-spain-response-mexico-atrocious-jornada_374821_102.html?utm_source=Newsletter+ENGLISH&utm_campaign=d95555dfdd-EMAIL_CAMPAIGN_2018_05_23_COPY_01&utm_medium=email&utm_term=0_a9bc005625-d95555dfdd-293793389

https://www.elnacional.cat/en/politics/puigdemont-spain-response-mexico-atrocious-jornada_374821_102.html?utm_source=Newsletter+ENGLISH&utm_campaign=d95555dfdd-EMAIL_CAMPAIGN_2018_05_23_COPY_01&utm_medium=email&utm_term=0_a9bc005625-d95555dfdd-293793389 m�`��

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