共和政実現をめざし協議会設置、検察はリーダーたちを正式起訴
10月30日、カタルーニャ共和政協議会が設立され、事務所が政府建物内に置かれた。CUPを含むすべての独立派政党及び市民団体が出席した。協議会は住民の参加登録を呼びかけ、運営費に公金は支出されない。
協議会設立でトーラ首相は「自分たちのものでない国家と王室のもとでの自治政府を再建するためにここまでやって来たのではない」「差別、従属、服従から脱して、共和政をつくりたいという人びとに応えるために、協議会は設立された」と語った。
他方、シウダダノスと社労党は、協議会は民主的制度を取り替える準備、自治をけなしてプッチダモンを喜ばせるだけと批判した。
スペイン検察 独立リーダーたちを正式起訴
11月2日、1年以上拘留されてきたカタルーニャ政府・議会・市民団体のリーダーたちが正式に起訴された。街頭デモで暴力を行使した、また独立という目的達成のために必要なあらゆる手段を行使するとして、カタルーニャ警察を本来任務から切り離し警察による暴力行使が予想されたので国家反逆罪となるという(刑法学者は今後に起きる暴力は国家反逆罪の構成要件に含まないとしているが)。
ジャンケラス副首相(当時)に25年刑、サンチェスANC代表(当時)に17年刑、他の7人に17年~16年刑の求刑。またカタルーニャ警察長官、検事総長に11年、警察幹部に4年の求刑となった。保釈中のリーダーたちも3年刑が求刑された。
トーラ首相はスペイン検察の正式起訴をうけて、サンチェス政権を支持せず国会予算案に反対投票をすると表明。同時にポデモスに対して、もう中立はありない、弾圧に賛成する側か反対側かはっきりさせる時だ、と忠告した。
・10月26日バルセロナ市議会で王室廃止動議が賛成29、反対12で可決。カタルーニャ議会に続く。王室廃止の動きは他の地域でも広がっている。
参考資料
https://www.elnacional.cat/en/news/puigdemont-torra-catalan-council-republic_319584_102.html?utm_source=Newsletter+ENGLISH&utm_campaign=d155c58eb8-EMAIL_CAMPAIGN_2018_05_23_COPY_01&utm_medium=email&utm_term=0_a9bc005625-d155c58eb8-293793389
http://www.catalannews.com/politics/item/council-for-the-republic-presented-as-lever-towards-independence
https://mailchi.mp/assemblea/statement-after-a-year-of-cruelty-injustice-proceeds-we-shall-make-the-catalan-republic-effective?e=e7c73110d3