100万人がデモ-「独立を!」のウェーブ
9月11日Diada「カタルーニャの日」、バルセロナの街頭に警察発表で100万人の市民が繰り出した。1714年のこの日、スペイン継承戦争に参戦したカタルーニャはブルボン王朝に敗れ、スペインに統合された。それを記念して17時14分に「独立を!」という声のウェーブが6kmにわたって響いた。
集会では、政治犯を釈放せよ、独立・カタロニア共和政を実現しよう、という発言が相次いだ。このデモを組織したANCの議長は「カタロニア共和政は、それを望まない少数派を排除しない」「政党はこの街頭の民衆の声を聞け、勝ち取ったものを手放すな」「独立はわれわれにかかっている」とアピールして、参加した政党各派に共同して前進するように促した。
参考資料(写真も)
https://www.elnacional.cat/en/politics/independence-packs-out-diagonal_303609_102.html?utm_source=Newsletter+ENGLISH&utm_campaign=18d40a2128-EMAIL_CAMPAIGN_2018_05_23_COPY_01&utm_medium=email&utm_term=0_a9bc005625-18d40a2128-293793389
ANCを迎えて東京でフォーラム開催
この大デモンストレーションを組織したANCのAdria Alsinaさん(“全国”書記)が東京にやって来る。これを機会に10月5日に「自己決定」について語り合うフォーラムを開催することが企画された。
カタルーニャの住民投票による自己決定はスペインからの独立すなわち「カタルーニャ共和政」である。しかし、スペイン中央政府は独立運動のリーダーたちを逮捕拘留あるいは海外亡命へと押しやった。いまだ「共和政」は実現していない。Adria Alsinaさんは「仮想のカタロニア共和政の1年、そして次は?」という講演を行う。
そして、私たちの身近な問題である沖縄について、「琉球独立論」を提唱する松島泰勝さん(龍谷大学教員)からの提起を受ける。
<フォーラム「自己決定」を巡って-カタロニア・沖縄>の案内はこちら→forumcataluna